人は愛情が育てる

NHKの「小さな旅」という番組で
沖縄の島で生まれ育った若者が、高校卒業後飲食店などでアルバイトをしていたが、海人(漁師)に憧れ、素潜り漁を教えてもらっている~。
といった番組をやっていました。

久米島の海が美しいことにも心を魅かれましたが、

最初、その若者が、「いかつい身体つき」で、ちょっと怖そうに見えたのですが、
彼を指導しているベテランの老漁夫が話しかけると、とたんにニコニコ笑顔になって、素直に師匠の注意することに耳を傾けているのです。

そのギャップがとても印象的でした。

師匠の老漁夫は若者が好きで、愛情たっぷりで指導しているのでしょう。
弟子の若者もきっと師匠が大好きなんだろうと思いました。

「いかつい顔」をした人には、たいて「いいかつい顔」で接してしまうのですが、
どんな「いかつい若者」でも「愛情」を示してくれる人には、きちんと礼儀正しく、
可愛らしい心で接するようになるものだと、確信出来ました。

教育や躾は、厳しく叱ってするのが当然、と考える指導者や親には、納得し難いかも知れません。
「能率が悪い」とか「まどろっこい」と、思うかも知れませんが、

「愛」さえあれば、すべての教育、しつけは自然に出来るのだと発見させてくれた番組でした。
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