非礼は一生の友を失う

スポーツの世界は「挨拶から始まって、挨拶に終わる」と言われるほど、
挨拶を大切にしています。

日本武道、日本舞踊などでは同じように「型より入りて、型より出づる」
と言います。

両者とも、何だか表面的で、形式的と思っていましたが、
最近、それはとても重要なことだと思うようになっています。
(いまごろ気づいても遅い~)

今まで、共に音楽を勉強してきたり、一緒に演奏したりした人たちのなかで、疎遠になってしまっている人達が何人かいます。

せっかく一緒に音楽を学んだり、修羅場とも言えるコンサートの苦労を、手に手を取ってくぐり抜けてきた仲間であるというのに、

「たった一言の挨拶」を交わすことを失っしたということで、その後、疎遠になってしまうということがあるのです。

欧米の方々は演奏後は必ず、儀礼的とも思えるほど「良かった!」ということを言います。
無反応で終わることはありません。

無反応は「永遠の交友拒否」を意味することになるのでしょう…。

昨日の“ベル・アリアコンサート”「平岡路子さんのリサイタル」は素晴しいものでした。

終演後、お声掛けしないではいられなくて
「とても素晴しかった!」と、おしかけました。

無言で帰ったとしたら、それは素晴しい音楽会を無にすることだと考えました。

素直に「あいさつ」しよう!  「声掛けしよう!」 と思います。