弱くても勝つことが出来る Ⅱ

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私は最初から音楽家になろうと思って頑張ってきたタイプではありません。
音楽が好きであったことと、音楽をせざるを得ない境遇に自分を置いたことで、長い間音楽と関わって来ました。

やった教則本、エクササイズ、そして音楽会に向けて費やした膨大な練習時間、
振り返れば、自分で驚くばかりの時間と労力をかけてきたことに感嘆させられます。
今からこれだけの分量をやろうと思えば音楽をすることに嫌気がさすでしょう。

初めからそれがわかっていたら、根性無しの私は音楽家を志向していなかったと思います。
足元と今やらねばならないことだけを見てやって来たから、今日まで音楽を続けて来られたと思います。

最初から大音楽家に成ろうと目指してやった人は、やはり稀な天才児であり、強靭な精神力を持った人でしょう。
大音楽家と言われるゆえんであり、尊敬されるに値するものです。

とても大音楽家には成れないけれど、さあ、また音楽始めよう!