「小品」による、「ミニコンサート」こそ必要
先日、オーボエによるコンサートを聴きに行きました。
下記のプログラムのように小品によるコンサートでした。
テーマに「ミニコンサート」と書かれているので、演奏時間も1時間程度でとても聴きやすい音楽会でした。
こんなコンサートがもっともっと行われていいのではないかと思いました。
演奏者の技量を誇るだけの、大曲を長々と演奏する演奏者本位のコンサートの何と多いことでしょう~。
小品だから易しいということはけっしてありません。
むしろ、よりハイレベルな内容と表現力が無くては客を満足させることが出来ません。
演奏者にとっては外面的なテクニックだけでは済まされない、真の実力があるかどうかを突き付けられ、厳しいことだと思います。
お二人の演奏は音色がとても美しく、
「これ見よがし」なものが一切ない、というところが魅力的でした。
そのため、聴衆は素直に、いつの間にか音楽の世界に誘い込まれれるというコンサートでした。