嫌いな演奏

今、地方の吹奏楽コンクールの季節です。
仕事であったり、友人、知人が関係することがあったりで、あちこちのコンクールを聴きます。

最近は講習会が各地で開催されているためか、合奏のメソードが定着し、たいていの学校が平均的にレベルアップしています。

ただ、有名校の物まねする学校が多く、優秀な学校になるほど金太郎飴のように、皆同じステージマナーで、同じような演奏をします。
 特に   

1、鬼のような形相をして   

2、指揮者の一挙手一同に、操り人形 のように  

3、絶えず最強音で   

4、自分の世界に陶酔し

そんな演奏スタイルが代表校の主流をなしているようです。

それを悪い演奏、間違った演奏と言ってしまえば、異論があるかも知れませんので、あえて嫌いな演奏としましょう。

私はたくさんの素晴しい演奏者と共演出来たことを自分の宝物と感謝しています。
素晴しい共演者は
1、音楽がわかり易く、 

2、こちらの演奏をしっかり聴いて、いい響きを作ってくる。
3、新しい音楽の世界に導き入れてくれて、名演奏者に高めてくれる。

そんな素晴しい方々に出会って、自分自身も、そのような、共演者を高める演奏者にならなくてはいけないと思いました。

そういう素晴しい演奏者の集まりから生まれる、横のつながりが感じられる演奏が、私の好きな演奏です。