輝いていた農業高校生

明石市民会館で兵庫県吹奏楽コンクールを聞かせてもらった。
全国大会出場経験のある学校も何校かあり、熱演が楽しめたが、そのほかの学校も意欲満々で、皆が全国大会を目指しているいるような気合が込もっていた。
そんな中で私は兵庫県立農業高校の演奏を聴いて、なんと素晴らしい学校だろうと感動させられた。

我が県ではかつては農林高校から園芸高校を含め農業コースのある高校が少なくとも5校以上あったのではないかと記憶している。農業立県の心意気が伺われた。

ところがそれらの農業高校をみるみる痩せ衰えさせてしまった。
現在は普通高校にコースを残すだけとなっている。
イメージダウンさせてしまい、農業や林業に純粋な心で、夢と希望を抱いて進学しようとする若者の芽を萎えさせてしまった感がある。

兵庫県立農業高校生が活き活きと輝いた目で、素晴らしい演奏をするのに接し、私は思わず涙が湧いてきた。
よい教育を通して、夢を与え、希望と意欲を育み、イメージの高揚に頑張っている。

兵庫県はいい教育をしているんだと思う。