鳴門渦潮高校・吉野川高校の校歌が完成(徳島新聞ニュース)

鳴門渦潮高・吉野川高、校歌が完成 統合前4校で初披露 2011/11/17 (徳島新聞)

2012年度に開校する鳴門渦潮高校(鳴門第一、鳴門工業の統合校)と吉野川高校(鴨島商業、阿波農業の統合校)の校歌が完成した。16日、統合する4校の生徒に披露され、評判は上々だ。

 鳴門渦潮の校歌は阿南市出身の俳人大高翔さんが作詞、四国大学短期大学部の石川透教授が作曲を担当。吉野川の校歌は徳島新聞歌壇選者の歌人紀野恵さんが作詞、徳島文理大学音楽学部の川人伸二教授が作曲した。

 3月に鳴門工業を訪れ、校内を歩いて回った大高さんは「鳴門渦潮に通う生徒がどういう景色を見ながら、学校生活を送るのかと想像して作詞した」。石川教授は、力強さだけでなく爽やかさが感じられる曲になるよう心掛けたという。

 紀野さんは「1番は農業、2番は商業、3番は農業と商業の良さを生かし融合するイメージで考えた」と語る。川人教授は、現在の鴨島商業と阿波農業の校歌の曲調も取り入れて仕上げた。

 鳴門渦潮の校歌は、鳴門市文化会館であった鳴門第一と鳴門工業両校の全生徒が参加した講演会で発表された。鳴門工業1年金森祐樹君(15)は「鳴門の自然を表すフレーズがたくさんあり、いい校歌。4月までに覚え、始業式にはしっかり歌いたい」と話した。

 吉野川高校の校歌は、鴨島商業と阿波農業両校が校内放送で流し、歌詞に込められた思いを書いた紙も全生徒に配った。