町も、人も、つまらない!

昔は、JR(国鉄)のどの駅でも何かしら魅力があっって、ふらっと途中下車してみたくなったものです。
また、田舎の町や村を、ふらっと訪れてみたいと心底思い、地図を見るのが楽しみでした。
どの駅前も個性、人情、活気、魅力、+αに満ち溢れていたように思います。

これは、私の老化現象なのでしょうか? 単なる懐古趣味なのでしょうか?
イエイエ、確実に街並み、商店、人間が、消えています。

郊外の大型店がどこに行っても同じような景観を作っています。
その大型店も数年で倒産を繰り返し、廃墟となります。

そう、あの「沢木耕太郎」氏が書いた「深夜特急」に登場するアジアのバザールのような、活気があって、露天ごとにびっくりするようなものが売られていたり、ちょっと怪しげなところがあったり、人々みんながいろいろな個性を発揮して、貧しくとも人なつっこく、生き生きしているような、魅力的な場所が、日本ではもうほとんど発見できません‥‥。

これは、何が原因なのでしょうか?

「活性化」と称して金儲けだけを優先して生きてきた、我々自身の「ツケ」ではないでしょうか?

こんなつまらない世の中、社会にしてしまって、一体誰のための、何のための発展、繁栄だったでしょうか‥。

グローバル化」などという、一見カッコイイ言葉に翻弄されているけれど、
実際は、不公平な先進国の搾取‥‥、という、

片方だけが儲かる「騙し」の取引ではなく、
助け合い、お互いが幸せになるような、(イコール)の取り引きが大切にされなければならないと思います。  
まさしく「物々交換」です。
  
 「隣人を大切に」、「近隣で助け合う」
そうした基本的な「愛」を積み上げることによってこそ、心が育ち、、魅力的な社会が存続できると思うのですが‥‥。