小さいことはいいことだ!

「大きいことはいいことだ」と巨大ショッピングセンターが次々とスタートしています。
そのたびに、個人経営の中小商店、専門店が吹きとばされるように潰れて行きます。
一度潰れたらもう二度と立ちあがれないでしょう。
親しみやすかった八百屋さん、オシャレで魅力的な仕立て屋さん、困ったとき頼りになった電気屋さん
そんな商店、商店の人達でつくられていた楽しい町並みも壊れてしまいました。

巨大ショッピングセンターも次から次と生まれてくる、より大規模な、新しいアイデアを持った巨大ショッピングセンターに打ち負かされ、倒産し、廃墟、そして瓦礫、更地となって跡形もなくなって行きます。
元々在った親しみやすいおっちゃん、おばちゃんがいた町並みは、もう戻って来ません。

巨大ショッピングセンターにはどこも同じような品は置かれているけれど、ちょっと個性的なもの、ちょっと専門的なもの、ちょっとマニアックなものが欲しいときにはまったく役に立ちません。
昔の中小商店、専門店なら親身に相談にのってくれていました。

巨大ショッピングセンターは散歩するにはいいのですが、買い物には魅力ありません。

儲け主義だけしか存在しない会社には、やがて人は愛想を尽かします。
松下幸之助は庶民の幸せのために松下電器(ナショナル電気)を作ったと言っています。
人々が楽しく、豊かに暮らせるように一生懸命新製品を開発したのだそうです。(NHKTVより)
最初に起業した人は皆偉い人だったと思います。
福沢諭吉大隈重信新島襄スティーブ・ジョブズさん、みんな金儲けのために起業した人達ではない方々ですね。

会社や企業が金儲けの具になってしまったらおしまい。
人々を豊かに、幸せにするという信念を貫く産業が本物。
その為には、巨大化せず、大儲けせず、中小商店に徹するのがよいのかも知れません。