NHKの朝のドラマ「スカーレット」で
主演の喜美子(子役)が、ひたむきに狸の焼き物を作っている陶工の慶野川善さんの作品を見て「ボロッカス」にけなすシーンがあります。
そのけなす喜美子を、居候していた草間宗一郎さんが
「芸術は作品に在るのではなく、それを作った人の心の中に在るんだよ!」
と言って喜美子を「さとし」ます。
やさしくはあるが、厳しさも含んだ草間さんのセリフは、喜美子の心に沁みこんだように思えました。
感動的な場面でした。
「折々のことば」の最果タヒさんの以下の短い「ことば」の中には芸術を育くむ大切なものが秘められているように思えます。