瀬戸フィル室内楽コンサート

瀬戸フィル室内楽コンサート
助吉美和子さんがモーツアルトのピアノ四重奏を演奏するという案内をいただきました。
楽しみです!
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とてもいいコンサートだったと思います。
こんなコンサートが日常的に、しかも低料金で聴ける香川県民は幸せだと思いました。
モーツアルトは勉強のためには必ず練習する曲でありながら、コンサートで聴く機会は意外と少ないものです。
そんな素晴らしいモーツアルトがたっぷり聴けたという点でも意義のある音楽会でした。

助吉美和子さんの軽やかなタッチの純粋無垢な音楽に始まり、

西内智洋氏による渋みの在るクラリネット五重奏曲、
第2楽章ではこの世のものとは思えない響きに、聴衆はうっとりと聴き入り、
場内は水を打ったような静寂に満たされました。

最後は日野朝代さんのブラームスのピアノ四重奏は、
まるでオーケストラ伴奏のピアノ協奏曲かと思えるような大迫力でした。

地方都市ではオーケストラを持つことは大変なことですが、
瀬戸フィルの方々の少数精鋭の室内楽があれば、それで十分だと思えるような存在感を発揮していました。

志度音楽ホールは音響も素晴らしく、クラシックが定着し難い地方都市において、よく頑張っているなと感心させられます。
その粘り強い活動によって「聴衆が育っている」という感を強くしました。