久しぶりに心から満足させられる音楽会でした!
ネッド・マックガウエンさんと七條恵子さんは、ご夫妻でオランダで活躍されているそうです。
夫君のネッド・マックガウエンさんは1970年アメリカ生まれとのことですが、
さすが、自由の国アメリカ生まれならではと思わせる、新鮮で自由な発想と、
次から次へと湧き出るインスピレーションいっぱいの演奏でした。
テクニカルなことをふんだんに駆使しているにも関わらず、
一音一音に、彼の魂と人間性が感じられました。
奥様の七條恵子さんも、少女のように愛らしくお喋りをしながらも、
演奏になると一転、荘厳ともいえる音楽の世界に没入されます。
長い外国生活で培われた強い精神力と、良い仲間や、
芸術性豊かな環境で育まれた高い人間性によるものだろうと思いました。
上手い演奏だから「自由」を感じさせるのか、
自由な心が「自由な演奏」を生みだすのか?
どちらが先に必要なのかは解りませんが、
両者が必要であることは、明白だと思いました。