依存度が高いということは‥‥?

ニュースで、日本の「食糧自給率が低い」ということが報じられていましたが、
これはまた、「依存度が高い」ということでしょう。

日本全体が、あらゆることにおいて「依存度が高い」国です。
食糧だけでなく、教育においても、親子間においても「依存度が高い」国です。

学校でも、生徒は先生の指示と助けを「ツバメのひな」のように待っています。
先生の方も、助けを待つ生徒の面倒をみることに宗教者的快感を感じています。

このたぐいの優しさは、ひっくり返せば「過剰管理」「過剰口出し」「強引な命令」になります。
これでは、結局「愛情」などといったものではなく、「自己愛」「エゴ」といったものではないでしょうか?
互いが自立しないで、依存しあっている関係と言えるでしょう。

「厳しく躾をしないと立派にならない」と、口出ししたくなりますが、「依頼心」を助長しながらの「躾」は、表面上だけの効果にしかならないと思います。
 オリンピック後、国母君が「反省なんかすっかョ~」と、週刊誌にしゃべっている通りでしょう。

 自立心を身に付けた人は、その人の能力できちんとしたマナーを身に付けるでしょう。

親子関係にもあります。「親離れ出来ない子供」「子離れ出来ない親」というパターンです。

真の愛情に満ち溢れた親子ほど、依存しあいません。互いに自立しています。
ヨーロッパでは普通のことですが。

貧しい東南アジアの家庭でも、家族みんなが助け合って、自分の果たす役割をしっかり守って暮らしている姿が見られます。

日本では子供の結婚に親が口出ししたり、むしろ100%世話をしてやったりします。
結婚したらマイホームまで買ってやります。
それなのに、老後は老人ホームに追いやられます。

「依存する社会」の中からは、本物の「愛情」は育たないと思います。