相生森林美術館コンサート

相生森林美術館は県の中心地からは、約2時間ほど四国山地の中央部に向かって車を走らせたところにあります。
 
ここでのコンサートの聴衆は、おそらくこの近辺の山村にお住まいの方々がほとんどだろうと想像されます。
 
こんな都市部とかけ離れたところに、立派な美術館とクラシックなコンサートが在るということに、そして、それらを必要とし、享受する人達が大勢いらっしゃるということを目の当たりにし感激してしまいました。
 
みなさん静かに、食い入るように聴き入っていました。
時には音楽に合わせて身体を揺らしたり、指揮をするような動きをしながら聴いている方もいました。
クラシックというものに余計な先入観も持たずに、
本当に心から音楽を楽しんでいました。
 
会場の響きもよく、純度のよいハーモニーが会場一杯に鳴り渡る快感は、聴衆を惹きつけるに充分でした。
 
そして、ウイットに富んだ曲の紹介も、聴衆をコンサートの世界に没入させて行った要因だと思いました。