言葉は魔物かも?

ラジオは聴きながら仕事も出来るので、午前中はNHK「すっぴん」、
午後は「午後のまりやーじゅ」を聴くのを日課にしています。

時々、国会中継にとって替わることがありますが、ラジオを聴くのが日課に組み込まれているので、そのまま傾聴します。

国会で交わされる質疑、答弁というものは何と「美辞麗句」に溢れているものかと感心させられます。
聴いていると、日本はすぐにも素晴らしい国、理想の国、美しい国になりそうです。

だが、現状は、これだけ美辞麗句が繰り返されている割には、なかなか
美しい国日本」には、まだまだ遠いようです。

「言葉」というものは便利なものです。
「便利」ということは、逆に信じられないものかも知れません。

「真実」と「偽り」を見極めるのはとても難しい世界です。

「相撲」のように、実力の差が歴然と結果に表れる世界は、解り易くて助かりますが、
たいていは「真実」とか「本質」は解りにくいものです。

絵や書などの芸術の分野でも、なかなか良いものを見極めるのは難しいものです。
たいていは、いいとか、好きとかより、
値段を見て、驚いたり感心したりする人が多いようです。

しかし、きっちりと本質を見抜く人もいます。
その道の「達人」と呼ばれる人たちです。

私達は、その道の「達人」と呼ばれる人たちのように、
本物をきちっと見極められる「力」を鍛えるべく、
日々を送ることが大切なのだと思います。

これが、人生を愉しくさせる極意かも知れません。