小品を演奏することが何故いいのか?

小品を演奏することが何故いいのか?
 
1、演奏者にとっても有益であるとともに、聴く側の人にとっても解り易い。
 <聴く側にとってのメリット>
  ①よく知ってるいる曲が多く、入って行き易い。
  ②短いので音楽の物語りが把握しやすい。
  <演奏者にとってのメリット>
 ①テクニックや表現のエッセンスがコンパクトに体験できる。
 ②短い曲なので、曲の構成が把握しやすい。
 ③難しいテクニックがあっても短い部分なので、克服しやすい。
 ④テクニックに追われることなく、音色、強弱、表現を勉強しやすい。


 2、実生活の場で役立つことが多い。
  音楽の社会還元がしやすい。
  生活の中で音楽の楽しさを、アッピール出来る。 

3、演奏会の機会が多くなり、自分のためだけの練習ではなく、人に聴か せるという実体験を多くもつことが可能。演奏家としての仕事への近道

 柳宗悦氏の「民芸運動」にも小品を大切にする心と共通するものがあるように思えます。

「単純」だから「シンプル」だからと侮ってはいけない!