敬遠はしない方がよい!

敬遠の意思表示をすれば、投手はボールを4球投げなくても打者を一塁へ向かわせることができる。
試合時間短縮を目的とした野球規則の改正案として、大リーグ機構が選手会に提示したそうだ。

 この改革案が検討されていた昨年、(マーリンズ)のイチローは、
「敬遠の球を投手が暴投したり、打者が打ったりするのも試合の一部だと思う。
本塁打でベースを1周しなくてもいいという理屈にもなる。
野球を変えてしまうのではないかと心配」~、
と、地元紙マイアミ・ヘラルド(電子版)にコメントを伝えていたそうだ。

かつて高校野球でも
星稜高校松井秀喜選手が5打席連続敬遠され、肯定論、否定論が渦巻いた。

相撲でも正面からぶつかるのを避け、逃げて勝つという技も認められている。
形勢の悪い立場の者も勝つことを求められる勝負の世界では、何ら恥ずべきことではない。

しかしながら、勝負を必要としない社会生活において、
「敬遠」は大変もったいないことだと思う。

辞書にも 「敬遠」とは 「うわべは敬いながら、実際は嫌がって近寄らないこと」
と書かれている。

しかし、「敬遠」する相手は少なくとも、自分より格上の人間であるのは間違いない。
そんな相手に近寄らないのは、むしろ人生の大きな損失であろう。

「敬遠」などせず どんどん近付いていこう! 頭からぶっつかっていこう!
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