味覚の単純化、均一化

近年、ぐゆみ、ゆすらウメ、すもも など、口にしなくなった果樹が沢山ある。
「ぐゆみ」のようにアクの渋味の強いもの、
「すもも」のように強烈に酸っぱいもの、
これらは子供にとって、苦手であろうことは想像出来るが、
こうしたアクの強いもの、酸っぱいものが敬遠され、絶滅味覚になるのは惜しい、もったいないことである。
なによりも、多様な味覚が退化するということは、人間の退化でもあると、憂慮する。

そういえば、昨今は
「ぐゆみ」「桑の実」「エノキの実」「ムク実」「やまもも」
「ゆすらうめ」「槇の実」「野イチゴ」「すもも」「アンズ」などの木を見かけなくなって来た。

果樹以外でも同じ状況だ。
もう既に食べられなくなったものが沢山ある。
「いなご」「かたつむり」「たにし」「どじょう」「なまず」「うさぎ」「鹿」などなど、
食べ物が均一化して、単純化されている。

なにはともあれ今後も、食物の単一化、均一化はますます進むことだろう。

多様な味覚を楽しむのは「芸術」である!

大切にしたいものである。
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すもも グユミ、 桑の実