「断捨離」考
モノを持たぬのはいい。
しかし、モノをいっぱい手に入れてから、整理がつかず「断捨離」を口にするのは如何なるものだろう❓
農村の生活では、モノを捨てることは考えられない。
全てがいつか、何かの役に立つであろうと、大事にとって置く。
全てが役立つのだ。全てが宝物なのだ。
「断捨離」とは持てる人間が、整理するという便利手段ではない、
本当の「断捨離」とは最初からモノを持たず、最小限で生きることだ。
一旦手にしたモノは、それを如何に生かすかを考え、慈しむ心を育むことこそ、持てる者の心構えと言うべきだろう。