「断捨離」ブーム

今、「断捨離」というものがブームとなっています。
だいたい、ブームになるなんてものにたいしたものはないというのが私の常々思うところです。
不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというものだそうですが、我が家の「断捨離」実行家も、単に新たに仕入れたい物のために「断捨離」を行っているように見受けられます。
美味しいお酒を飲むためにすきっ腹を作るような輩もいます。(笑)
 
心の「断捨離」を実行している人は偉いと思う。
 
震災後「頑張ろう」というキャッチフレーズもブーム化しているように思えます。
本当にツライ時、人と話すのも嫌なときに、「頑張れ!」「頑張れ!」って何度も声掛けされるのはたまらないものだと思います。
音楽でも、哀しい時には、哀しい曲、楽しい時には楽しい曲で、心情に増幅作用を起こし、そして浄化されるものです。
哀しい時には楽しい曲や元気な曲はあまり聴きたくないものです。
 
簡単に「ブーム」が生じるってこと、「便乗型ブーム」が起こるってことは、そこに軽薄さも否めません。
じっくりと心の底で問題を見つめたいと思います。