建てては壊し

最近、我が家の近辺でも空き家が目立ち、取り壊し作業が行われているのをよく見掛けるようになりました。
地方は過疎化がどんどん進み、まだ建てて間もないと思われる家が次から次へと無人化し、ゴミ屋敷化し、挙句の果て解体されて行きます。

 
にも関わらず、跡地はすぐに整地され、新しい家が新築されていきます。
「建てては壊す」という、実にもったいない資源の浪費を繰り返しています。
日本はそんなに資源の豊かな国なのでしょうか?
 
 
 
ヨーロッパでは、市街地の建築規制が厳しく、簡単に新築が出来ないので、都市部の人達は古い集合住宅で内装だけやり直し住んでいます。
家具も備え付けなので、無駄に安価なものを再購入する必要もありません。 
資源の無駄遣いがありません。

ドイツのケルンの大聖堂やイタリアのミラノの大聖堂などは、完成に600年という年月を費やしたそうです。
 
そして、今もなお存在感を発揮し続けています。

無駄な浪費ではなく、じっくりいいものを作り、大切にするという、見習うべき哲学がそこに在ると思います。

 
                                                                   
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