文学の力

金曜日は長時間クルマを運転することが多いので、カーラジオをつけっ放しにしてNHK「すっぴんラジオ」を楽しんでいます。
金曜日は高橋源一郎氏の「源ちゃんのゲンダイ国語」がありました。

今日は、視聴者の女性から、電話でいきなり「高橋先生に幸せにしてもらった!」
というドキッとするような発言があり、一瞬驚かされました。

よく話を聞いてみると、
以前、“源ちゃんのゲンダイ国語”で、「楽しきことは~、00の時」
という句を取り上げられ、その放送に触発され
以来、その日楽しかったことを毎日句にするようになったということです。

毎日「楽しきことは~、」と考えることで、些細なことからでも「楽しいこと」を発見出来るようになったということで、毎日幸せをかみ締めているということでした。

高橋源一郎氏も「改めて文学の力を見直した」と語っていましたが、
成程、これこそ「文学の力」であり、
現在、大学で廃止論さえ出ている「一般教養」が、如何に人間にとって大切であるかということを、感じさせられるひとときでした。
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