助言者なしの舞台はあり得ない。

吾輩は「みっともない猫背」である。

商店街を歩く時にも、ウインドウに姿を映しながら姿勢をチェックすることがある。

整体の先生にも時々チェックしていただく。
そんな時いつも感じることは、普段の姿勢と、矯正していただいた姿勢との感覚のズレである。
矯正していただいた姿勢がなんと窮屈で、不自然に感じることか~。

しかし、鏡で見てみると、なるほど美しく、断然自然に見えるのだ。
そのギャップを乗り越えなければ、猫背は治らない。

人間は、本当に自分のことはきちんと見えていないのだと、つくづく反省させられる。

他人からの客観的な指摘を得ることは、絶対に必要で、大切なことだ。

たとえば、音楽演奏においても、少し離れた場所で客観的に聞いてもらわなくては解らないことがあります。

強弱やアーティキュレイションの聞こえ方、バランスなどは演奏者自身では判断が難しい筈です。

信頼の置ける方に客観的に聞いてもらい、助言してもらう他ありません。

助言者も持たずに舞台で演技、演奏するということは「間違ったこと」と考えた方がいいと思います。

オリンピックに出場するような人にしても、横綱白鵬でさえも、いつもコーチや親方が付いて助言を得ています。
だからこそ、益々成長し、記録を伸ばすことが出来るのでしょう。

いろんな分野で、生涯、コーチやアドヴァイザーが付いてくれたら、どれだけ素晴らしいことか~。