「臭いものにはフタを~」 それでいいのか?

最近、「ニオイ」とか、「虫」は、毛嫌いされます。
それも、年毎にエスカレートしてきているように思います。

「ニオイ」は、生活であり、そのものがもつ独特の個性であり、文化、芸術へと高められた時代もありました

花や果物の薫り、納豆や味噌の香り、商店街の独特のにおい、四季折々の薫り、スポーツマンの爽やかな汗の匂い、好きな人のかすかな体臭、 などなど

単純に好き嫌いで、忌み嫌ったり、フタをしたり、香料などでカモフラージュしてよいものではないと思います。

自然に生じる香り、匂い、当然に有している臭いは、
それを認め、むしろ価値を見出すことの方が必要であって、大切なことだと思います。

「臭いものにはフタを」で、済まされていいものではないと思います。

石鹸の香料や、香水の香りが良いと考えるのは、「香り」の単純化を進め、多様性を捨ててしまうことになります。

自然界に無尽蔵に存在する、「臭い、匂い、薫り、香り」の生活を、いつくしみ、大切にし、愉しむべきではないでしょうか。
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