うまくいくかいかないかは、フィフティー・フィフティー

集団的自衛権」について、東京大学名誉教授の三谷太一郎さんが新聞で述べていました。
「日本の安全保障環境は、戦争能力の増強ではなく、非戦能力を増強することによってしか改善しないでしょう。その際、日本が最も依拠すべきものは、国際社会における独自の非戦の立場とその信用力だと思います。

さらに、
「政治に万能薬はありません。必ずこれで日本の安全保障が確立するという選択肢はないのです。
多くの場合、うまくいくかいかないかは、フィフティー・フィフティー
少しの差しかありません。
そういうとき、理想に従うことが人間としてあるべき姿ではないでしょうか。

そして、上司だったヴァイオリン奏者の外山滋先生も
「人生は良いときも悪いときも、押しなべて五分五分」
と事あるごとにおっしゃっていました。

偉大な御二方の言葉に触れると、
「人生思い煩うことはない!」
「五分五分なら理想に従うことにしよう!」

  とつくづく思います。