新緑、若草の季節、時間を忘れ、終日新緑に見とれていたいところ、次々と芽を伸ばす庭草の繁茂力、勢いに圧倒され、草引きを焦るこの頃です。
潔癖症、完璧主義で「草引き」に立ち向かえば身体がもたない。
適当なところで勘弁願いたい。
そこで頭にひらめいたのは
草を取ることは目的ではない、自然のバランスを保ってやることが必要なのだと、つまり「何事もバランスが大切」ということでした。
ご近所でもピンセットで抜いたのではないかと思われる程に、小さな草まで完璧に草引きしている方々がたくさんいます。
しかし、自然やヨーロッパの牧草地などのように、広大な視野から見れば「草茫々であってもけっこう美しく見える。」 ということに思い当たりました。
ピンセットで抜かなくてもバランスが保たれていれば、それなりに美しく見えるものです。
そうだ「完璧よりもバランスが大切なのだ！」と「アッハ体験」しました。
そこで私はこれからは「完璧主義よりもバランス主義」を選ばせてもらおうと考えました。
草引きを手抜きしようと考えたところから、「バランスの大切さ」ということを発見した次第です。（(笑)）
地球、宇宙、自然界はすべてバランスから成り立っています。
私が大事にしたいと思っている「自由、平等」の世界も、結局は「生物学的に良いバランスが保たれる」、ということではなかろうかと思います。
音楽でも、吹奏楽コンクールではこの時期、代表目指して「鬼ヅラ」「完璧主義」で頑張っていますが、完璧主義でなく、「良いバランス」を発見することを楽しんでもらったらいいのではないでしょうか。
そう考え及んでくると、この世の中で一番大切なのは「素敵なバランス」なんだと思えてきます。
