人間が普段さりげなく行っていることが、案外とてつもなく素晴らしいことをやっているってことがあります！
足を骨折した９９歳の義母がやっとリハビリを始めました。
身体が鉛のように重い、とこぼしています。
そうなんです！
若い私たちは、その鉛のように重たい身体を、まるで風船のように軽々とコントロールしているのです。
そのすごい能力をとくに意識することはありません。
車の運転、箸使い、言葉等においてもしかり、
相当難しいことをやっているにもかかわらず、毎日コツコツと繰り返し訓練していると、テクニックの難しさを超越して、楽々と難しいことをやってのけています。
音楽でも、そうなんです。覚え、繰り返し反芻することによって、いつの間にか難しいテクニックを無意識のうちに乗り越えています。
