よい呼吸と、ゆっくリズム

「よい呼吸」

1、「深呼吸」すると心が冷静沈着化する。
  そこから、頭脳が活発に働き始め、いろいろな発見が始まる。
2、よい呼吸をすると臍の下の「胆田」という部分から「エネルギー」が身体中にみな   ぎってくる。
  音にもエネルギーが生じてくる。

「ゆっくり練習することについて」

1、速く練習すればテクニックが身につくと思って、むやみに速く練習する人がいる。
 しかし、ゆっくり(かつ敏捷に)練習する方が指の自立、発達には効果が上がる。

2、車で急いでぶっ飛ばすより、徒歩でゆっくりと歩く方が、周りの景色を眺めて考え   たり、色々な発見があったりする。

 「ゆっくリズム」は「思索」と「発見」をもたらす。
 「思索」と「発見」こそ、良い演奏への一歩である。