この世の中で大切なのは「バランス」

昨夏、猛暑のなかで庭の雑草取りに追い立てられたとき、

草取りは目的とするものではない、自然界の「バランス」が大切なのだ!
まるで天から啓示を受けたように気持ちが軽くなったことを実感しました。
まさに「アハ体験」というものでした。

今日、私たちの人間社会も、まさしく「大切なのはバランスだ!」
と、ハッとさせられような霊感を得ました。

腸内細菌は、腸の中で悪玉と善玉の均衡を保っているそうです。
健康時は、そのバランスがいい証拠と言われています。

動物の世界でも、強いものがむやみに弱いものを餌食にするのでなく、必要以上に狩りをせず、均衡を保っています。

強者は「弱肉強食」といえども、死しては弱者のために自らの遺体を提供しています。
「ギブアンドテイク」が絶妙な自然の掟となって、共存共栄が計られています。

人間だけが不必要に過食し、不必要に蓄めこみ、贅肉と贅沢品をいっぱい身につける人生を送っているように見受けられます。

人間は屍を自然に還すこともしていません。
バランスを損なって平然と暮らしています。
自然界では悪獣なのかも知れません。

「バランス」ということをきちんと考えることで、不要な争いも避けられるのではないかという気がします。