風が吹けば桶屋が儲かるではないけれど‥。

台風が日本中を飲みこんでいる。
大きな渦を巻いて、原子力発電所から排出された放射能を日本中に平等に拡散してくれている。
 
みんな「戦争反対」「原子力発電所反対」とは言うけれど、
自分達が知らず知らずのうちに、それに加担しているということには気づいていない。
もしくは、気付かないふりをしている。
 
みんな自分達は被害者だと思っている。
実は自分達が推進者であることを棚上げして。
 
風が吹けば桶屋が儲かる」の落語ではないけれど、
自分たちの強欲、贅沢、浪費がエネルギーを浪費し、電力使用をどんどん増大させていることについては考えない。
 
大震災後、やっと世間の風当たりが強くなって、日本では商売にならないと判断した電力会社は、今度は技術支援と称して海外に販路を求める。
他の企業も似たり寄ったりである。
確か少しまえにも、こんな時代はあった。そして世界中を敵にまわして大戦争をやってのけた。
なのに、
こんなことが性懲りもなく繰り返されてているにもかかわらず、私達は依然として自分は善人だ、自分は被害者だと、ノー天気でいる。
 
自分に不都合なことには目をつむり、棚上げして、「戦争反対」「原子力発電所反対」と、自分だけは善人だと自己暗示にかける。
 
今日の台風が放射能を日本中まんべんなく運んでくれる、自分の未熟さによって撒いた放射能
仕方ないけど被ろう‥‥。
 この川柳を贈ろう!
  民の声 ムードと言うな それが民