いい演奏のために!

音楽を勉強するとき、演奏するとき大切なこと
・速すぎる練習、性急な練習はダメ!バレエとか太極拳のようなゆっくりした動きの方が本当に筋肉を育てるのと同じで、指の独立の為にも、音楽の内容をきちんと表現するためにも、ゆっくりとした(しかし、すばやい!)練習が大切。
・いつも和音を感じながら演奏するといい。
・今鳴らしている音は、いつも後に出てくる音のために鳴っていると思わなくてはいけない。
・精魂傾けた音楽でもって練習しないと意味がない。
・下手に演奏したら上手くならない、上手に演奏するから上手くなる。
・上手くなることより、その前にまず音楽を楽しもう!
・楽しんで、喜びを持って演奏しているときはいい練習と言える。たいくつしたり、苦痛を感じて練習しているならば休んだ方がいい。害はあっても得るところはあまりない。
・心の中のエネルギーを感じさせない音楽なんて意味無い。
・曲が悪いのではなく、演奏が悪いことの方が多いものです。演奏がよければ皆名曲になる。
 曲が嫌いと言う、それは嫌いではなく、その曲の良さを理解していないのかも知れない。
・本当にいい音楽は、音楽そのものに力がある。
 パフォーマンスやギャグをいれて「へつらう」必要はない。
・啓蒙、普及のための音楽会ということで「金太郎飴」のような音楽会をいくら行っても、真の音楽好きを育てない。音楽の力を信じて、へりくだらない、自分が信ずる素晴らしいと思う音楽を真摯に演奏するしかない。
・音楽で大切なことは工夫することと、健康的な音作り。
 健康的な音とは自然な呼吸法から得られる。
丹田に力をみなぎらせると、全身に力がみなぎってきて、音にエネルギーが生まれる。
・胸を張ればいい声(音)が出る。いい姿勢は全ての基となる。
・いい声やいい音は、声帯や口先で作られているのではなく、お腹の中心で作られている。
・音は、発する前に既に身体の中で造られていて、演奏とはただそれを楽器の中へ放り込んでいるだけ。
・日本の音楽には(音楽以外にも)「愛(エロス)」の表現がない(と思う)。
 逃げたり、茶化したりしないで、子供の頃からもっともっと「愛する!」という、言葉、行動を真剣に体験し、学ぶことが大切だと思う。